旬の魚
昆布 (こんぶ) 【Kelp】
栄養・効能
コンブはミネラルが豊富に含まれています。とくに、塩分を排泄し血圧を下げるカリウム、骨を作るカルシウム、貧血予防の鉄分、新陳代謝を活発にし、甲状腺の機能を正常に保つヨードが多く含まれます。また、コンブ独特の粘りは、食物繊維の一種のアルギン酸で、腸内の余分なコレステロールを排泄し、生活習慣病や大腸がんの予防に効果があります。
プロフィール
和食にはなくてはならない昆布は、寒い海に住む寒海性の海藻です。水温が5℃以下にならないと活発に活動しないため、宮城県以北の太平洋岸と北海道全域に分布します。昆布の呼び方は、もともとその形から“広布”と書いて“ヒロメ”と呼んでいました。それが、音読みの “コウブ”になり「コンブ」となっていったといいます。
真昆布
厚みがあり幅が広いコンブの最高級品です。だし汁は澄んでいて,上品な味わいです。煮てもよく、佃煮や塩昆布などに使われます。
羅臼昆布
真昆布と並ぶ最高級品で、だし汁は濁りますが、香りがよく、こくのあるだしがとれます。また、独特の粘りがあるので、とろろ、おぼろ、松前漬けなどに加工されます。
細目昆布
幅が細目で、てごろなだしコンブとして利用されます。また、切り口が白く、粘りが強いのでとろろ昆布や刻み昆布など、幅広く利用されます。
長昆布
長さが6~15mと長く、もっとも生産量の多いコンブです。佃煮やおでん用のコンブとして使われます。
利尻昆布
真昆布に比べてやや硬めで、透明で澄んだ風味のよいだしが汁がとれる高級昆布です。だしをとったあとは、佃煮や煮物にも使えます。
日高昆布
こくのある味わいと、早く煮あがるのが特徴です。一般のだし昆布として広く用いられるほか、早く煮えるので昆布巻や煮昆布として使います。
選び方
昆布はよく乾燥していて、肉厚で、緑褐色の艶やかなものがよいものです。また、香りも重要です。黄色味がかったものや黒すぎるものは味が落ちます。
栄養成分表
利尻昆布 煮干し (100g中) | |||
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水分 | 10.0g | ナトリウム | 2700mg |
たんぱく質 | 8.0g | カリウム | 5300mg |
炭水化物 | 54.3g | ビタミンA | 500IU |
カルシウム | 760mg | ビタミンB1 | 0.80mg |
リン | 240mg | ビタミンB2 | 0.35mg |
鉄 | 2.4mg |