旬の魚
蝦蛄 (しゃこ) 【Mantis shrimp】
栄養・効能
シャコは、コレステロール値を下げるアミノ酸の一種のタウリンが豊富で、動脈硬化など生活習慣病の予防に効果があります。また、糖質をエネルギーに変える働きを持ち、ストレス解消などに役立つビタミンEを多く含んでいます。
プロフィール
江戸前の寿司種として親しまれているシャコ。実は、関西ではより一般的で、なまものをゆでて食べる機会も多いといいます。とくに旬の初夏は卵を抱いていて格別な味わいです。ゆでるとシャクナゲに似た赤紫色になることから「シャコ」の名がついたといわれています。エビやカニと同じ甲殻類で、エビ・カニの十脚類とシャコの口脚類は、いわば親戚のようなもの。カマキリのうな鎌状の足を持っているのが特徴です。
選び方
生のシャコ
太って身の締まっているものずよいでしょう。シャコは、水揚げされると身が細っていくので、鮮度が落ちてから冷凍したものは身がスカスカになります。4~6月頃は、雌は卵をもちます。この卵は“かつぶし”といわれ、しこしこして美味です。
ゆでたシャコ
身の張りがよく表面につやがあり、水分の出ていないものを選びましょう。
栄養成分表
ゆでシャコの場合(100g中) | |||
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水分 | 79.5g | ビタミンE | 2.8mg |
たんぱく質 | 15.1g | ビタミンB1 | 0.3mg |
リン | 190mg | ビタミンB2 | 0.1mg |
鉄 | 1.5mg | DHA | 224mg |
カルシウム | 50mg | EPA | 204mg |
ナトリウム | 440mg | ||
カリウム | 280mg | エネルギー | 94kcal |