魚の話

旬の魚

(しじみ)【Corb shell】

蜆(しじみ)

扱い方・食べ方

【シジミの砂出し】

シジミは汽水域(海水と淡水が混じるところ)に生息しているので砂出しは海水より薄い塩水(水500ccに塩小さじ1杯)で半日程度行ないます。真水で行なうやり方もありますが、シジミは塩水だとアラニンという甘み成分をためるということです。また、砂出し後、水から出して空気中に放置するとコハク酸といううまみ成分を体にためこむので、半日程度水から上げておくとおいしいシジミになります。

栄養・効能
“生きた肝臓薬”といわれるほど肝機能を修復する栄養分に優れています。“発育のビタミン”といわれるビタミンB2、“赤いビタミン”と呼ばれ造血に欠かすことのできないビタミンB12、鉄分を豊富に持つため、肝機能障害、貧血の予防に効果があります。また、味覚障害の予防に効果のある亜鉛、骨の形成に必要なカルシウムも豊富です。これらの栄養は、残しがちな身に半分以上残っているので、みそ汁のだしとしてだけでなく、身も食べることをおすすめします。
プロフィール
みそ汁の具として人気の高いシジミは、昔から“生きた肝臓薬”といわれてきました。日本のシジミの多くは、河口や海水の混じった湖などの汽水域に住む「ヤマトシジミ」です。旬が夏の土用のころなので、「土用シジミ」とも呼ばれます。その他、琵琶湖特産の「セタシジミ」、川の淡水域に住む「マシジミ」がいます。
選び方
シジミは口がしっかり閉じていて、黒い殻が光沢を帯びているものがよいものです。出荷の際、念入りにチェックされているので滅多にありませんが、中身がからや砂の詰まったものは、貝どうしをたたき合わせると低く鈍い音がするので見分けることができます。
栄養成分表
生の場合(100g中)
水分 87.5g ビタミンA 10IU
たんぱく質 6.8g ビタミンE 1.6mg
カルシウム 320mg ビタミンB2 0.65mg
10.0mg ビタミンB12 62.4μg
ナトリウム 320mg DHA 48mg
カリウム 120mg EPA 31mg
亜鉛 2100μg エネルギー 50kcal