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旬の魚

鹿尾菜(ひじき)

鹿尾菜 (ひじき) 【Hijiki】

扱い方・食べ方

【保存法】

干しひじきの賞味期限は約1年です。湿気を嫌うので、保存用のパックなどに密閉して保存します。また、作りすぎてしまっったひじき煮は冷凍保存が可能です。ひじき煮を1回に使う分だけ小分けしてラップなどに包み、さらに冷凍保存用のパックに平らに入れて保存すれば、約2ヵ月保存できます。ただし、コンニャクが入っていると冷凍できません。解凍は自然解凍で十分です。

【戻し方】

干しひじきは、たっぷりの水に30分ほどつけて戻します。戻す加減は指でつまんでちぎれるくらいの硬さが目安です。そして、砂やごみが入っている場合があるので、手ですくってもう一度水へさらしたあと水きりします。また、調理する際には、一度軽くゆがいてから調理すると、磯くささが抜けて仕上がりがよくなります。

栄養・効能

ひじきはミネラルに富み、骨粗鬆症の予防になるカルシウム、貧血予防の鉄分、塩分を排泄する働きのあるカリウム、体内での酵素の働きを助けるマグネシウムなどを多く含みます。また、食物繊維や活性酸素を除去する働きのあるポリフェノールも多く生活習慣病の予防にたいへん効果があります。

プロフィール

おふくろの味の定番といえば、きんぴら、いもの煮っころがし、ひじき煮。昔から日本の食卓にはなじみ深いひじきは、平安時代の書物に「鹿尾菜」と表記され、”ひじきも”と読まれていました。この漢字は、ひじきが茂る様子が鹿の尾の部分に生える黒く短い毛に似ていることからあてられたといわ

選び方

黒くつやのあるもので、よく乾燥して色むらのないものがよいものです。悪いひじきは、ふくれていたり、割ると中が空洞になっているものです。

栄養成分表

干しひじき (100g中)
水分 13.6g カリウム 4400mg
たんぱく質 10.6g マグネシウム 620mg
カルシウム 1400mg 亜鉛 1800μg
55.0mg ビタミンA 310IU
ナトリウム 1400mg